diary

人生論解釈 2013-11-16

トルストイは『人生論』の中で三種の概念を元に
生命と動機、人間がどうあるべきかを綴っている

『世界における3種の成り立ち』
①理性的…人間
(思考する他者への介在で成り立つ世界)
②動物的…動物
(自己を中心として成り立つ世界)
③物質的…石、植物
(動的なものが生じない世界)

人生(が仮にあるとすれば)は生から始まり死に終わる
それは②に当たる動物的概念における制約

死という生物的現象がある限り
自己欲求、自我はこの②に当たるものの枠に収まり続ける
俗に言う幸せというものは自己欲求から来る動物的要求で
つまり普遍的に得られるものではなく一時的なものとして②に留まり続ける

本書では"人生"というものは『ない』と語られているが
それは自己を中心とした死ぬために生きるという矛盾を抱えた制約のため
多くは"幸せ"を自己、それを望む他者との摩擦の中で消費し、動物的限界の為に苦しみ死ぬ

しかし①における理性的概念における肉体的、生物的限界を超えた
概念(平たく言えば他者への奉仕、忠誠、他者への愛)であれば永遠に生き続け
それは決して不滅で、尚且つ真の人生というものが誕生するというトルストイが理想とする解決策となる

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  • 2013-11-16
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